サウナは体に悪い?知っておきたいサウナの危険

「整いました!」

あっ、謎かけではなくサウナの方です。

2023年も残す事あとひと月、まだまだサウナブームは継続中です。

あなたはサウナが好きでしょうか?

私は好きです。

サウナに入ると体が温まってぐっすり眠ることができます。
疲労回復にストレス解消、大量の汗をかくことで毛穴汚れが落ちて皮膚を清潔に保つ効果もあったりと、メリットだらけです。


サウナに入ること10分、そして限界を超えてあと1分。
かけ湯をすませた後に飛び込む水風呂が最高に気持ちいいですよね?

ですがちょっと待ってください。
そんなサウナ習慣の中に、健康を害する危険が潜んでいるのです。

今回の記事では、

  • サウナに潜む危険

について解説していきます。

サウナに潜む危険、命に関わる場合も

人によって「ととのう」状態になる基準は違うため、サウナの入り方は人それぞれでしょう。

ですが、サウナとは90度前後の超高温空間、そのような場所に入ると私たちの体内ではどのようなことが起こるのでしょうか?

サウナに入ると「血管内脱水」になる

個人差はありますが、高温サウナに10分程度入ると300~400㏄の水分が失われます。この水分は主に血管内から失われているため、血液はドロドロの状態になるのです。

サウナの後は体重が減少しますが、これは脂肪が落ちているのではなく体内の水分が抜けているだけなのです。

血管内脱水の状態になると、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすリスクが上昇してしまいます。

水分補給が不十分な場合、血管内脱水になりやすくなるため注意が必要です。

サウナに入ると血圧が急激に低下する

サウナに入った直後は血圧が高くなりますが、体が温まるにつれて血管が拡張されて血圧が下がっていきます。

血管が拡張することで血流が良くなる効果がありますが、裏を返すとそれは急激に血圧が低下するということでもあります。

これは虚血という、体の組織や細胞に十分な血液を供給できない状態を引き起こします。虚血とは、体内が酸素不足になる状態とほぼ同じ意味で、狭心症や心筋梗塞を起こすリスクが高くなります。

実は危険なサウナ後の水風呂

サウナに慣れるまでは冷たい水風呂に入るのはかなりハードルの高い行為ですが、慣れてしまえば一番気持ちのいい瞬間がサウナ後の水風呂ではないでしょうか?

しかし、サウナ内の室温と水風呂の水温には80度近い温度差があります。体温の調整機能が急激な温度変化に対応できない場合、ヒートショックによって失神したり心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。

また、水風呂で急激に体を冷やすことで、血管が縮んで血圧が上昇します。サウナで温まり血管が拡張して低血圧になった直後にいきなり高血圧状態になると、血管が破れたり血管内の血栓がはがれて詰まりを起こす原因になるのです。

まとめ

サウナに入ると血管脱水になるため、水分補給をしっかり行うことが大切です。

サウナ後に適切にクールダウンを行わない状態で水風呂に入ると、急激な温度変化でヒートショックを引き起こす危険があります。

サウナで「ととのう」という気持ちの良い状態になる背後で、体に負担がかかるサウナ習慣を続けてしまうと心臓や血管にダメージが蓄積されてしまいます。

次回の記事では、体に良いサウナの入り方について紹介します。


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